子ども向けクラシックコンサートに5歳娘と行ってきました。海外駐在ママのライフデザイン湯本レイナです。

全然、わたしは音楽通でもないのですが、演劇だとか音楽だとか、上の子(現在10歳)が小さい時には意識して連れて行っていたものの、下の子(現在5歳)はあまり経験させてないなぁと思い、夏休みイベントで近くで開催される「ぼくとわたしのコンサートデビュー」に出かけてみました。

娘は開演直後から「あとどれくらいで終わる~?」といつもの調子だったのですが、私自身あまり体験がないオーケストラの生の演奏で想うことがたくさんあり、そのことを記しておきます。

 

1人ひとりに役割があり各々が全うすると起きること

オーケストラとは1人ひとりの役割の集合体

今回のコンサートでは、「誰でもわかるオーケストラ大辞典」というプログラムもあり、子どももわかりやすいオーケストラで使われる楽器の紹介をしてくださいました。それで、それぞれの楽器に注目しながら演奏をよーく見ていたのですが・・・。

もっと大規模なオーケストラでは、同じ楽器の方が複数いたりするのかもしれませんが、今回のように1つの楽器に1人、もしくは多くても2人くらいのオーケストラの演奏を見ていると、それぞれの楽器が奏でる役割というか、(ちょっと大げさですが)責任というか、そういうものを感じました。

メロディーラインを奏でる木管楽器の方はもちろん、脇を固める打楽器や弦楽器の一つ一つの音が大切な役割をもっている。どれも一つの曲を作るのに必要とされている。だからこそ、それぞれの楽器の演奏者はその楽器の奏でる音に誇りをもって演奏している。そんな風に思えました。

指揮者の全体を見渡すチカラ

今回の指揮者は、橘直貴(たちばななおたか)さんという方でした。指揮者の人は皆そういうものなのかもしれませんが、手先だけじゃなく身体全体で指揮をとるのですね!演奏者のひとり1人に全力で関わる姿が後ろ姿からも感じられました。

また、今回は子どものためのコンサートということもあってか、会場の方も何度も振り返って様子を見ながら演奏を進める。そんな演奏者ひとり1人の個性を引き出し、かつ演奏者と会場の調和をとる役割。子ども相手のイベントであったとしても、指揮者の方の「イイものをつくり届けたい」という想いが伝わってきました。

まだまだ、娘は素直にクラシック音楽を楽しめる年頃でなかったかもしれませんが、一緒に行ったわたしがたくさんのことをインスパイアされた一日でした☆