駐在ママがアドラー心理学を学び、それを実際の生活で活用できると、駐在中の狭い人間関係が豊かな人との出会いに変わり、駐在期間という特別な時間を自分のステージアップのために活かすことが出来、駐在後の人生が駐在前よりラクでしあわせで豊かになります。

というわけで、特に周りを大事にするがばかりに自分のコトがないがしろになりがちな駐在ママがアドラー心理学を知っておくと、よりラクに・より幸せに生きることができる無料レッスンをお届けしています。

家族を愛する海外駐在ママの「わたしらしい幸せ」デザイン湯本レイナです。

 

駐在中の人間関係に悩んだら読んでほしいコラム

「どんな相手の言動にも左右されない自分をもつ~相手と自分の課題の分離をしよう~」←今日はコレ

「相手を変えようとするより、自分が変わると世の中が変わる~捉え方が変わると、行動が変わり、結果が変わる~」

「対立しているように思えるいくつもの自分も、すべて自分だから~邪魔しているように思える自分の声もちゃんと聞いてあげる~」

「すべての自分を邪険にせずに大事に受け止めることができると、駐在先での人間関係いろいろあっても、どんな相手のことも認めることができる」

 

どんな相手の言動にも左右されない自分をもつ

駐在前では出会わなかった方々とのお付き合い

駐在ママにとっての駐在先でのお付き合いする方々には、色んな方がいらっしゃいますよね。

年齢層も20代から60代など幅広く、また駐在帯同妻のみならず、現地移住組の方・夫の留学に帯同された方・国際結婚で海外で生活されている方など様々。そして海外生活が始まる前までのライフキャリアも、バリキャリだった方もいれば、育休明けで家庭重視ペースで働こうと思っていた方もいれば、専業主婦だった方もいたりと、ホント人それぞれ異なります。

「駐在家族」というくくりで言えば、さほど生活環境は変わらないのではと思われがちですが、お付き合いするひとり1人の個性は、「強い」方が結構多いんじゃないでしょうかね。夫がひとりで単身赴任で駐在する選択肢だってあったところを、敢えて慣れない異国の地で生活することを選んだわけですから(駐在帯同経験のある私も含めて)ね♪

【自分軸】をもつススメ

で、そんな方々とのお付き合いにおいては、自分が予想しないコミュニケーションが発生することもあったりするわけですヨ。

私自身が実際に経験したことではありませんが、国によっては、新たに来た駐在ママのこれまでの学歴・職歴について噂されるとか、スキルを活かして何かをしようとした時に周りの方から批判を受けるとか・・・。エリアや国にもよるかと思いますが、理不尽な人間関係の日本人コミュニティに入ることも可能性としてはゼロではないわけです。

でも一方で、そんな環境の中でも、特に困ったこともなく過ごされてるという駐在ママも、実際いらっしゃるんです。では、そんな方はどうされてるの?!というと・・・やはり、お話を伺うと、しっかりとした【自分軸】を持っていらっしゃいます。

多くの日本人の駐在ママはこうこうしているけれど、自分は自分の興味のあることをするようにしていて、その輪の中に入っていない、など、他人軸で周りに流されるということなく、自分軸で「自分はこうしたい・こうありたい」をしっかり持っていらっしゃる。

かつ、だからといって日本人嫌いというわけではなく、お互い必要とする時にはいつでも助け合う共同体感覚を持っている。このスタンス、駐在中の妻/ママとしてとても理想的な在り方ですよね。

相手と自分の課題の分離をしよう

とはいえ、近しい方との関わりでも、個性がしっかりしている同士だと意見・考え方が異なることもあるかと思います。相手のコトバがグサッと来るようなことを言われることもあるかもしれません。そんな時には【課題の分離】という考え方がこころをラクにしてくれます。

例えば、私が中国駐在始めた頃、上の子が2歳半くらいになったら託児所に預けようかと思っているということを話した時に「日本の幼稚園の年齢になる前の子を預けてまでして何をするの?」とママ友に聞かれたことがありました。

その質問は純粋に「何をする予定なのか知りたい」という好奇心からであるとも捉えられれば、「専業主婦の駐在ママなのに、そこまでして子ども預ける?!」という批判のようにもわたしには聞こえました。

その時は「中国語をもっと勉強したいから」とその時の本音をその方には伝えたわけですが、アドラー心理学や親業を学び【課題の分離】という考え方を手にした今だったら、こう思っていたと思います。

相手のコトバは相手のこれまでの考え方・価値観・囚われていることを表現しているに過ぎない=相手の課題。そして、その相手のコトバをどう解釈するかは自分次第=自分の課題

「課題の分離」、とてもパワフルでかつ、私の場合はこころがフッと軽くなる考え方だったので、いろんなタイプの方とのお付き合いが必須となる駐在ママにはゼヒ知っておいてほしいなと思い、ご紹介しました。とても大切な考え方なので、また何度もお伝えしますね♪