駐在中に何か問題が起こった時、駐在先での人間関係がうまくいかなくなった時って「何が悪かったんだろう」と原因を考えがち。

でも、仮に原因が分かったとしても過去を変えることはできないですし、解決の足しにはならないことが多いんです。なので、私たちアドラー心理学をベースとしたコーチは、そんな問題にぶち当たった時に大事なのは「原因探し」よりも「解決像を描くこと」だと思っています。

家族を愛する海外駐在ママの「わたしらしい幸せ」デザイン湯本レイナです。

 

人間関係に困った時ほど、「どうありたい」の解決像(目的・ゴール)を明確にしよう!

ゴールが決まれば人は勝手に動いていくんだ☆

ところで、今シーズンも変わらず南会津のスキー場に滑りに行ってます。私は大学からスキーを始め、いつまでたってもかっこよく滑れてない(と思っている)ので、子どもたちには小さい頃からスキーの経験をさせたい(&自分も滑りたい)と思って、行ける時にはせっせと行っているんです。

今シーズンから6歳娘も滑り始めたのですが、1日目は平地で前に進むのもままならず、リフトを降りて斜面を滑る時にもハーネスで引っ張ってなんとか迂回コースの方に向かって「ようやく山を下りる」ことができた状態でした。

それが2日目、たまたま私がリフト上がった所でハーネスを車に置き忘れたことに気付き、しょうがないからこのまま滑ろう!となって、私が谷に背を向けて娘と向き合う形で一緒にハの字のまま少しずつ滑ることにしました。

最初は怖がるのですぐ目の前で向き合っていたのを、少しずつ距離を離して、最後の方では私が先に少し先まで後ろ向きのまま滑ってそこを娘がひとりで滑るという感じでやっていったら、「滑る」「止まる」を自分の力でできるようになりました。

それが出来たら、(一緒にゲレンデで滑っているちょっと斜めの方向にいる息子を指して)「お兄ちゃんの方に行きたいなぁ~!!!と思って滑ってみて」と言っただけで、ターンも教えてないのに行きたい方向へちゃんとまがって滑ることが出来るではありませんか~!

子どもにスポーツを指導したことがある方はよくわかる話だと思うのですが、子ども特に小さい子には自分自身の感覚が持てるところまで付かず離れずサポートをしたら、こうなりたい・こうしたい・こうありたいといったゴール(目的)を設定するとそれに向かって身体が勝手に動いていくんですよね。あれこれ理論を伝えず体感覚でよくなっていく。コレ、まさにインナーゲームだと思うんです。

大人よりもスンナリそれを実現できるのは、子どもは「そうなりたい」と素直に・本気で思うところにあるのかなとも。

明確な目的とそれに向かっていくチカラ、感覚を研ぎ澄まして試行錯誤する

この無意識のものすごい力を活かして自身の持つ最高のパフォーマンスを発揮するというインナーゲーム理論は主にスポーツの世界で使われていますが、このことって私たちがやっている対人支援の「目的志向」「解決志向」コーチングと同じ考え方です。

対人関係に困りごとがあった時、現状をじっくり把握してから、明確な目的(解決像・ゴール)を設定することから始めます。過去のトラウマが原因になっているとか、自分の育った環境のためにうまくできないなど、原因探し・犯人捜しをするよりも、「どうありたい」「どうなりたい」「どうしたい」を考えたいのです。

その目的・解決像を素直に本気でイメージできると、普段の見るもの・聞くもの・感じるものがそのアンテナに沿ったものになるので、自分の行動が自然とそのようになり、自分が望むものを自然と”引き寄せる”ことになるんです。

でも、子どもは放っておいても素直に本気でゴールに一直線になれますが、大人はこれまでの経験から色々考えてしまい、そこまでスンナリ出来ないという場合もあるかと思います。

そんなときには、解決志向のコーチを思い出して頂ければと思うんです。周りの駐在ママ友に自分の「こうありたい」「こうしたい」を聞いてもらうのもアリですが、自分の話ばかりを聴いてもらうのは申し訳ないとか・人の出入りが激しい駐在仲間で心の内を話せる近しい方はなかなかいないとか、駐在先だからこそ第三者であるプロコーチがお役に立てるのではないかなと思います。

 

アドラー心理学の学びを無料で毎週水曜朝8時にお届けしてます!アドラー心理学をベースとした考え方で、駐在ママ・本帰国後のママの人生舵取りを応援する勇気づけメール」。無料購読はこちらから▼