誰しも経験することがあるであろう「どうしても人と比べてしまいツライとき」。あなたはどう対処していますか?海外駐在ママのライフデザイン湯本レイナです。

 

どうしても人と比べてしまいツライとき

どんな時に人と比べてしまう自分がいますか?

私もついつい人と比べてしまいがちな人です。例えば、家庭の事情でひとり起業のシゴトがはかどらないでいる時に、Facebookなどの投稿で活躍している仲間を見たとき、「彼は、彼女は、あんなに色々出来ているのに自分は・・・」と思ってしまうことも。

その時の状況をよーく観察してみます。自分の中で何が起こっていますか?「自分は出来てない」「自分には価値がない」「自分にはないものを持っている」「自分には到底マネできない」比べる相手との距離、世界観に自分とのギャップがだいぶありますよね。

劣等感は悪いものではない

アドラー心理学では、劣等感はすべての人が生まれた直後から持つもので、決して悪いものではないと考えます。乳幼児は本能的に周りの大人や自分よりも先に生まれた子のようになりたいと思って、見て・聞いて・触って・マネをして、言語でも運動でも成長をしていきます。

でも、そんな劣等感を過度に感じて、「生きていることに価値がない」「自分は所属するところがない」など考えてしまうと劣等感は劣等コンプレックスと呼ばれるようになります。

どこに基準を置くかで劣等感は成長欲に変わる

人と比較をするとき、通常は自分と同じくらいの経歴・レベル・環境の人を見て比べようとします。

ところで、コーチングセッションの時に質問させて頂くことがある「自分が目指したい・目標としたいモデルケースの人」についてちょっと想像してみてください。こんな風になりたい、あんな風にビジネスをしたい。

そんな憧れの人に基準を置いて自分の現状を見る時、そのギャップは「劣等感」を持たせるというよりも、より自分が目指すレベルまで行く「課題設定」ができたと捉えることができるのではないでしょうか。

先日の持続的に人気のあるひとり起業カメラマンも仰っていましたが、自分の中でどこを基準にするか、その基準に対して自分でどのように課題意識をもって切磋琢磨していくか、それが大事だと。

人と比べてしまう自分を見つけたとき、「一体、自分はどこに基準を置いて人と比較しようと思ってるんだろう」ということを今一度、問い直したいですね。