駐在ママがアドラー心理学を学び、それを実際の生活で活用できると、駐在中の狭い人間関係が豊かな人との出会いに変わり、駐在期間という特別な時間を自分のステージアップのために活かすことが出来、駐在後の人生が駐在前よりラクでしあわせで豊かになります。

というわけで、特に周りを大事にするがばかりに自分のコトがないがしろになりがちな駐在ママがアドラー心理学を知っておくと、よりラクに・より幸せに生きることができる無料レッスンをお届けしています。

家族を愛する海外駐在ママの「わたしらしい幸せ」デザイン湯本レイナです。

 

駐在中の人間関係に悩んだら読んでほしいコラム

どんな相手の言動にも左右されない自分をもつ~相手と自分の課題の分離をしよう~

「相手を変えようとするより、自分が変わると世の中が変わる~捉え方が変わると、行動が変わり、結果が変わる~」←今日はコレ

「対立しているように思えるいくつもの自分も、すべて自分だから~邪魔しているように思える自分の声もちゃんと聞いてあげる~」

「すべての自分を邪険にせずに大事に受け止めることができると、駐在先での人間関係いろいろあっても、どんな相手のことも認めることができる」

 

相手を変えようとするより、自分が変わると世の中が変わる

「悪いあの人、かわいそうなわたし」からまず抜け出そう

駐在先での生活で困ったこと、嫌だなぁと思うこと、色々あるかと思います。それは異国の地の独特なカルチャーだったり、整備されてないインフラだったりするかもしれませんが、アドラー心理学ではすべての問題は対人関係にあると言われています。人はひとりでは生きていくことが出来ないわけですし、仮に宇宙でたった一人で生きていたとしたら何も思い悩むことがないですよね。

で、そんな対人関係での困ったコト・嫌なコトがあった時に、往々にして人は「あの人が悪い。そんなあの人によって不幸を被っているわたしはかわいそう」という構図で、ものごとを見ることが多いのではないかなと思うんです。

例えば夫婦関係。駐在前は共働きだった夫婦が、駐在先では妻が専業主婦になるから家のコト・子どものコトを妻が一手に任され夫が手伝ってくれないというケース、とかですね。妻もこれまでフルタイムで働いていたからこそ、仕事の後にする家事の大変さを理解できる・家にいる時間が長い人が家事はすればイイと思う一方、駐在帯同のために自分は好きな仕事を手放したのに夫は家のことを全然手伝ってくれないなんて・・・!と不満も高まります。「あの人は自分のやりたい仕事を達成出来ているのに家族のことを考えてくれない悪い人。わたしは全てを犠牲にしてやっているのに理解してもらえないかわいそうな人。」

この考え方は気持ちイイものではないですが、楽なんです。相手を批判して自分は変わらないでいいわけですから。でも、この考え方から抜け出せないといつまでも前に進めません。批判された相手はさらに頑なになるでしょうし、そうすることによってさらに「かわいそうな自分」を作り上げることができる循環が出来てしまうので。

捉え方が変わると、行動が変わり、結果が変わる

じゃ、どうしたらいいのか?というと、カンタンです。相手を変えるのではなく、自分が変わる。そう、よく言われるコレです。自分が変わるってどういうことかというと、「捉え方を変える」ということですネ。

先ほどの夫婦関係においても、例えば、子どものことで心配なことがあったとして、それを仕事から帰ってきた夫に話をしても話半分でしか聞いてもらえなかった。「話半分でしか聞いてくれない」=「自分の仕事のことばかり考えて、全然家族のことを考えてくれない!」と捉えていたことは、「夫も異国の地での仕事でストレスが酷いのかもしれない」とか「夫はそのコト(子どものこと)に対して大して問題と思っていない=自分は心配しすぎているのかもしれない」と捉えることも出来るんです。

わたしたちアドラー心理学をベースとしたコーチングのセッションでは、上記の写真のようにイスを使ってそれぞれの人のこころの位置関係を作りながら、その人の本音を聴きます。(本物の椅子が使えない時はミニチュア椅子を使ったりします♪)そして、ちょっと俯瞰したところからもその様子を見てみます。自分目線だけだと狭かった捉え方がグッと広がり、今まで見えなかった相手の捉え方・考え方・価値観が見えてくることがあります。

自分の捉え方が変われば、ちょっとした表情、声のトーン、使う言葉、実際の行動など、人間、意識せずとも変わってきます。当然、言動が変わればその結果も変わってきます。ですから、コーチングセッションを受けた後日、人間関係に変化が現れたと報告を頂くのも自然な流れなのです。

相手を変えるのではなく、自分が変わる(自分が出来ることから始める)。ぜひ、試してみてください♪捉え方を変えるお手伝いが必要な時は、コーチングセッションでお手伝いしますのでネ。