湯本は現在NLPの肩書は名乗っていませんが、私たちアドラー流コーチングメソッドによるセッションではNLPの技法を取り入れています。先日読んだNLPのパート理論という本に、最近湯本がまさにそうだよなぁ!と感じる点があったので、こちらに書いてみたいと思います。

エッセンシャルな人生を送る駐在妻・ママが夢・想いをどんどん叶えていく「わたしらしい幸せ」ライフエディター湯本レイナです。

 

「悲しい」も「悔しい」も「怒り」も「不安」も、みんな好きでやってるんだよという件

人の心ではいくつかのパートがやりとりしてる

『心を読み解く技術 NLPパート理論』(原田幸治著)では、人の心はいくつかのパートのやり取りが行われているという前提で、それらのパートの奥底にある”肯定的”な意図をくみ取ってあげることで、自分自身と、そして他人とのコミュニケーションをスムーズにすることができるということが伝えられています。

この自分のこころをいくつかの部分に分けて、それらそれぞれに肩入れして話をじっくり聴くというのは、私たちアドラー流コーチングメソッドによるセッションでも行います。いくつかの椅子を用意して、それぞれの椅子に座ってそのパートの気持ちを十分に感じる工夫をしたり、椅子を動かす場所がなければテーブルの上で小さな椅子のおもちゃを使ってそれぞれのパートの立ち位置、関わり合いなどを確認したりします。

背景にある本音・奥底にある肯定的意図がキー

色んな言い方がありますが、怒りや悲しみは、それそのものが本音ではないわけです。その感情が現れることにより、自分が達成したいこと・大切にしたいことなどがあるわけで、それら「背景にある本音」や「奥底にある肯定的意図」を汲むことが大事なんですよね。

例えば、その著書の中にあったのが、商品に対するクレームを訴える人の言葉は「どうしてくれるんだ!」「ムダになってしまった時間を返せ!」と怒りに満ちた理不尽な要求になっているかもしれませんが、その背景にある本音はその商品欠陥のために被ったダメージをわかってほしい、大切にしたかったことが台無しになった切なさを理解してほしいというものかもしれないと。

コレが出来たらどんな人間関係も怖いものなし

人のこころは、(表面上の行動がいかなるものに見えても)その人にとって「善い方向」へ向かおうとする”肯定的”意図がある、ということを知れば、どんな人も一生懸命に頑張ってるんだなぁと捉えることが出来ると思うんです。

例えば、反抗期の子どもがむしゃくしゃして家の壁に穴をあけたとしても、それは自分の中で折り合いをつけるための手段として選んでいるに過ぎなくて、本心は怒りを発散させて「じゃどうしたらいいか」を考える次のフェーズに移りたいというものかもしれない。そう考えたら、子どもも子どもなりに(選択肢が他にもあったかもしれませんが)一生懸命前に進もうとしているんだな、と。

そう捉えることが出来れば、どんな相手の態度も行動も怖いものなしだと感じられるのではないでしょうか。子育ての現場でも、職場でも、そうですよね。

自分の喜びを豊かなものにするために

相手の肯定的意図を汲むのと同様、自分自身の中のこころの中のやり取りも丁寧に扱ってあげたいのです。ポジティブな気持ちの肯定的意図は「自分のスキなこと」「自分の大切な価値観」として取り上げやすいけれど、ネガティブな気持ち(怒りや悲しみや不安など・・・)の肯定的意図はなかなか気づかないもの。

でも、そんなネガティブな気持ちにも「〇〇を大切にするために、これをしてる」って意図があることに気付けば、「そっかそっかー。頑張ってるんだね」って愛おしく感じてあげることができ、それが満たされれば好きなことをしている時と同じ状態になる。

それって、ポジティブなことからもネガティブなことからも、自分を喜ばせることが出来る=喜びを倍増させることができる、ってことですもんね!

自分の中にある色んな気持ちを全部大切に扱ってあげる。幸せな生き方へのキーポイントですね。

でも、自分の気持ちって自分ではなかなかわからない!気持ちがいっぱいありすぎて、複雑に絡み合ってて把握しきれない!そんな方のためにライフエディターはいます。ライフエディターに話をすることで自分自身の中で絡み合ってるモヤモヤを紐解いて、前に一歩進むためのお手伝いをしています。【初回限定】90分体験ライフエディットセッション≫