「褒める」ことで子どもの自己肯定感は上がる?むしろ下がる?海外駐在ママのライフデザイン湯本レイナです。

 

褒めることと自己肯定感

教育関連の方の講演会で聞くことは

子どもを幼稚園や小学校に通わせていると、いろんな教育関連の方がいらして子育てについての講演会などをしてくれます。

「わたしメッセージ」を使いましょう!は必ず言われることであり、私も学んだ「親業」でも他のコミュニケーション学でも、これは外せない基本ですね♪

また、「子どもはいっぱい褒めてあげましょう!」とお話しされる方もいらっしゃいます。最近よく耳にする「自己肯定感」を高めるために、「子どもを褒めて育てる」というように使われてるようにも。実際、褒めることで自己肯定感は上がるのでしょうか。

褒めることの弊害

もちろん、褒めることが有効な子どもの年ごろ、状況などもありますが、褒めることに弊害もあります。

褒められて育った子に植えつけれるのは、「褒めてもらうために頑張る」という条件付きの意識・それに伴う行動。褒めてもらえない環境(=大人が周りにいない)の時には頑張らないという、循環になることも。

また、うまくいかなくて褒めてもらえない時には「自分はダメなんだ!」「価値がないんだ!」と思ってしまう。すると失敗を恐れたり、チャレンジが怖くなったりします。

そう考えると、褒めることが単純に自己肯定感をあげるとも限らない、というわけですね。では、どうするか。アドラー心理学では、褒めることもせず、叱ることもせず、勇気づけをします。勇気づけのコミュニケーションの積み重ねが、子どもの自己肯定感を育むと考えます。