先日開催しました1月度つながるZoomカフェにて、本帰国後の元駐在ママの苦悩を色々とお聞きしました。

家族を愛する海外駐在ママの「わたしらしい幸せ」デザイン湯本レイナです。

 

「今が一番何もしていないかも・・・」と本帰国後に焦りを感じたときこそ知っておきたい大切なコト

駐在自体は慣れてくれば楽しめるもの

「海外駐在」って異国に住むことが大変だと思われる方も多いでしょうし、駐在ママに関しては、これまでのキャリアを手放し、専業主婦になってでも家族一緒のために帯同するというイメージがあるかと思います。

もちろん、慣れない海外での生活は(人が羨む国であったとしても)どこでも不便や苦労や心理的負担はあるので、決してラクとは言えませんが、でも、赴任後、半年もすれば、それらを乗り越えて現地での生活を楽しみ始める方も多いのではないかな。

子どもがいても、小さい年齢から託児所に入れられたり、お手伝いさんがいて、家事の負担から解放されていたり、日本よりも「楽しもう」と思う方が多いためか、積極的に習い事やイベントを企画する方が周りに多くいらっしゃったり、海外での生活は大変である反面、有意義に楽しんで本帰国というパターンも多いように思います。

日本に本帰国してから!これまた試練・・・

コトバも通じるし、何でも便利だしキレイだし、快適な生活である反面、日本で何か自分を活かしてシゴトをしたり、イベントをしたり、と思ったとしても「預け先がない」「預けられてもその時間が極端に短い」「家事や育児にかかる負担が多く、自分自身のことに関心を向ける余裕がない」「スキルを活かしたとしても、同じような事を頑張ってる人が多く、その他大勢になりかねない」などなど、本帰国後に好き・得意・スキルを活かしていくというのは、結構、壁が高かったりします。

そうすると「(駐在前~本帰国後を通して)今が一番何もしていないかも・・・」と本帰国後に焦りを感じてしまうこともあるかもしれません。

そんな時こそ元駐在ママが知っておきたい大切なコトは・・・「手段」に振り回されず「目的」をしっかり見据えること。

どうしても、本帰国したんだから、もう働けるんだから、と思って「どうやったらいいかな」「何をしたらいいかな」という【手段(HOW)】に思考が流れやすいです。

でも、わたしたちは「何のためにこれをしたいのかな」「その先にどんな状態を求めているのかな」「その時に大切にしたいことは何かな」という【目的(Why)】を大事にしていきたいと考えます。

なぜなら「目的地」がない旅行のための「交通手段」は考えられないですものね。

「ディズニーランド」に行きたいと思うから、では「電車」で行こうか「車」で行こうか、その時に電車なら、まずは東京駅を目指していこうか、別の駅を経由で行こうかなど、目標を設定すると思うのです。

そこで、目的地なくして、まずは電車に乗って東京駅行ってみて・・・となると(そこで思いもしなかった新鮮な発見もあるかもしれませんが)本当に行きたかったところに行けなかった、もしくは、本当に行きたかったところに行くのに非常に時間がかかった、ということになりかねないですよね。

私たちの人生の時間は限られていて、人生80年とするとその折り返し地点あたりにママである多くの私たちはいるわけです。

もちろん、回り道が人生の糧になることもありますが、自分の人生が自分だけのものではない、「ママ」であり「妻」である私たちはまさに何かに取り組む時には、その「目的」をしっかり描いてそこまでの「目標」を具体的に設定して、そこで初めて、そこにたどり着くための手段(アクション)を考えたいと思うんです。