ライフコーチングにしろ引き寄せにしろ、最終的には「素敵な生き方」「しあわせな生き方」を追求するところにあるのかな。そう思っていたところに、北欧の「ヒュッゲ(デンマーク語で居心地のいい時間や空間の意)」について知り、それがきっかけで北欧諸国の人々について書かれた本を読むことにしました。

エッセンシャルな人生を送る駐在妻・ママが夢・想いをどんどん叶えていく「わたしらしい幸せ」ライフエディター湯本レイナです。

 

で、「しあわせな生き方」って?

本当に北欧の人たちは幸せなの?

引き寄せについて語り学んだ仲間の投稿から、北欧の「ヒュッゲ」を知り、その関連で「世界一幸せ」と言われている北欧諸国の人々について書かれているというので、幸せな生き方って何だろうと思い、その本をお盆休みに読んでみました。それがこちら▼

「限りなく完璧に近い人々 なぜ北欧の暮らしは世界一幸せなのか? 」マイケル・ブース (著), 黒田 眞知 (翻訳)

イギリス人著者の語調は皮肉たっぷり(笑)で、500ページを超す(しかも細かい文字がびっしり!)ボリューミーな本でしたがなんとか読み終えましたー。それぞれの国の歴史的背景、文化的背景を含めて、現代の北欧の人々の行動パターンとか思考パターンが英国人ジャーナリストの目線で書かれているわけですが、なかなか面白い。日本人にも近いものがあるなぁと思うところもあれば、ほーそうなんだ!と思うことも。

皮肉たっぷりに書かれている本意としては、「幸福度が毎年高い国」とはいえ、健康、飲酒問題、高い向精神薬の使用率など、(500ページもあるので、もっと詳しく知りたい方は実際に読んでみてネ)当然、光もあれば影もあるということを言いたいのだと思います。

自分で自分の人生を創ることが「しあわせ」なんだ

この本の最後にちょこっと書かれていたのは、自分で自分の人生を選んでいるという自覚があることが「幸福度」に影響しているということ。

北欧の人々も日本人と似ていて、他の人の目を気にして同じであろうとするそうで、多少なりとも自分の行動が他人からの影響を受けていると思われます。でも北欧の人々は「嫌々そうしている」というよりも「自分はそうしたいから」と納得したうえで行動を選択しているからこそ、「幸福度」が高い結果につながるのかなと(幸福度が高いことに対する見解は他にもいくつかあるようです)。

生きていれば色んな出来事が起こるもの。でも、自分が生きていく中で自分の周りに起きたこと、見聞きしたことに対して、どのように捉え、それを踏まえて自分はどう行動していくかは自分次第なわけです。「誰々がこうしてくれないから」「不足・不便な状況にいるから」と思っているうちはなかなか「しあわせな生き方」には辿り着けないですものね。

アドラー心理学では「自己決定性」もしくは「主体論」といわれています。またはアドラー心理学は「所有の心理学(どんな環境・条件を持っているか)」ではなく、「使用の心理学(それをどう使うか)」と言われています。

自分に責任があるということになるのでなかなかシビアな考え方ですが、逆に言えば自分次第でどうにでもなるわけですから!決められた運命をたどるしかないと考えるよりも明るい光が見えるとも言えますよね。

自分の人生は、自分で選択し、創り上げていることを自覚することで、しあわせな人生につながる。毎日の一瞬一瞬、自分で選んでいきたいものですね。