10月下旬に、南会津で開催された、和製油のアロマ蒸留体験スタディツアーに参加してきました。
今回も、単独ひとり参加!この日、朝一で他の用事があり、その足で北千住へ向かい、北千住から東武鉄道の「リバティ会津」に乗って一本、会津田島駅までやってきました。大体3時間くらいですね。
到着した会津田島駅には、よくスキーの時に会津エリアを車で走っている時に見かける赤べこが描かれた会津鉄道も停車してました。
駅には、今回のツアーの案内役の方が待っていてくれて、その方の車で移動します。今回の企画を立ててくださった「一十八日」さんは若い方が多く、東京や横浜、千葉出身の方やUターンで戻ってきた方など、ご縁があって南会津に集まってきた若いエネルギーを感じます。
そんなスタッフさんに案内されて辿り着いたのが「ほしっぱの家」。
967-0026 福島県南会津郡南会津町針生字宮の下1742-2
こちらは社会教育施設として、南会津地域の農林業に関する先端的な取り組み(活動・産業・企業等)の学習、研修、体験に関する事業を主軸として活動されているそうです。建物は地域材(地産地消)を使用していて、新たな木造建築物のモデルとして「縦ログ構造」を採用して建てられているそうです。一般の人も宿泊利用が出来るそうです。(今回のツアーのハンドブックより引用)
私は今回日帰り参加でしたが、宿泊の方はこちらに泊まられる方もいたようでした。トイレ利用で中にも入りましたが、とってもキレイで新しい作りの建物でした。この横にもガラス張りの建物があったりと、周辺ののどかな田舎風景の中に斬新な建物で、とても新鮮な感じでした。
実はこの周辺は、毎年スキーシーズンになるとお世話になっている「だいくらスキー場」のすぐ近くで、会津田島駅からここまでの道のりも家族で車で毎回通る道だったので、非常になじみがある場所でした!
でも、いつもスキー場までまっしぐらで来てしまうので(笑)、こんな施設がそばにあることに、これまで全然気付かずにいました!!
ほしっぱの家に到着して、ここでランチタイム!
といっても、建物の中で食べるのではなく、用意してくださったアウトドア用のチェアーに座って、青空ランチタイム。
この日はあいにくの曇り空でしたが、美味しい空気を吸いながら、地元のお野菜や食材を使ったお弁当を美味しく頂きました!
昼食後、早速、山の散策へ。
この森こそ、いつもお世話になっているだいくらスキー場の中の方に入っていったところの森でした!いつも雪に覆われたエリアを横目に、色づいてきた葉っぱたちが出迎えてくれる森林散策スタート!
今回、クロモジという植物をメインに、どんなところに生えているのかを山のガイドの方に教わりながら森の中の方へ。最初はどこを見てもみんな同じようにしか見えなかったのが、だんだん、コレかな?とわかるようになってくるとまた、森林散策も面白いですね!
クロモジの近くに生えるという、さらに貴重なニオイコブシという植物も、実際に葉を擦り合わせて匂いをかがせてもらい、天然のハーブに癒されました。
その後、森を後にしてアロマ蒸留所へ。
ここでは、クロモジの他にも、紫蘇や薄荷など、他の精油も蒸留されていて、建物に入ると一気にその香りにつつまれました!
こちらは森で採取されたクロモジ乾燥、粉砕したもの。お土産に参加者にも少しずつお裾分けしてくださりました。
帰宅してから、持ち帰った粉砕された植物をお風呂に入れて嗅いでみた時に、この時の森の中を歩いた時間を思い出しました。そう思うと、この森の中を歩くこと自体が癒しだったんだなぁと。要は、森林セラピーですよね。
そして、精油をつくる工程で発生するアロマウォーターもお土産に持って帰ることができました(容器は持参^^)ペットボトルに透明な液体なので、帰りの電車で間違って飲んでしまわないようにしなきゃ^^
リネンスプレーや手作り化粧品の基材としても使えるそうで、自宅でどんな風に使えるか、楽しみです!
蒸留所を後にして、最後に向かったのは駅近くにある「きとね」という情報・活動ステーション。
ここで、オリジナルアロマオイルを作るワークショップをしました。
作るのに夢中で、作ってる所の写真を撮るのを忘れてしまいました。
10種類以上の日本の香りを一つひとつゆっくり嗅いで、自分が感じた印象をメモしていって、自分だけの香りのブレンドをつくりました。
組み合わせが難しいなぁと感じましたが、コレもまた一つの経験ですね。
ワークショップの時に出して頂いたのが、地元のカフェのスコーンとクロモジ茶。
スコーンの原材料を見たら、余計なものが入っていない、心のこもったスイーツであることが伝わってきて嬉しくなりました。今度、スキーで南会津に家族で来たら、お店に寄ってみたいなと思いました。
今回のアロマ蒸留体験ツアーを企画してくださった一十八日さんは、かつて盛んだった南会津の林業を支援し、地域に貢献する持続可能な循環型の精油生産モデルを目指し、「活用のされていない植物や廃棄物から製油を抽出する」という取り組みを行っているそうです。
日本の香りである「和製油」。これを新しい森林活用の一つと考えていらっしゃるとのこと。
山の中に残された杉の枝葉、今まで活用されずに放置されてきたクロモジ、ニオイコブシから精油をつくり、新たな価値を生み出すことによって、地域の活性化につなげていこうとされているそうです(ハンドブックから引用)。
今回、お会いした若いスタッフさんたちとお話ししていて、このように地方の地域活性化を若者たちが担っているというのは、都会に住む私が想像しえない苦労も色々とある中で、非常に力強いことだなと感じました。
また、南会津に移住されたスタッフの方々は、季節の移ろいを肌で感じ、目に見えるものだけでなく、自然が伝えてくれる目に見えないものも大事にしていることをしみじみと感じました。参加者の私たちへの心配りもその一つに感じられました。
今回、単に和の精油の作られる工程を見ることが出来たというだけでなく、こうした取り組みをされてる方々の想いと大事にしていることが感じられたことが、大きな収穫だったように思います。
最後にオマケで、会津田島駅の中にあった、「南会津銘酒蔵」という自動販売機。紙コップ1杯200円で会津の銘酒を利き酒することが出来るみたいです。車の旅ではなく、電車の旅ならではの楽しみなのでしょうね。
そんなこんなで、この日、東京に着いたのは21時過ぎ。土曜日の一日を使って一人参加してきたスタディツアー。今回も私(母)に1人自由時間を持たせてくれた夫・子どもたち家族に感謝感謝です!
「自分を変えたい」「望む未来を叶えたい」40代女性のための「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」が持てるようになるレッスン
しあわせな人生実現コーチ 湯本れいな