自分も相手もOKなコミュニケーション「アサーション」について今日は書きたいと思います。
エッセンシャルな人生を送る駐在妻・ママが夢・想いをどんどん叶えていく「わたしらしい幸せ」ライフエディター湯本レイナです。
「自分も相手もOKなコミュニケーション」を目指したいよね
コミュニケーションスキルの目指すところ
湯本がもともとこころの勉強をし始めたのは、子育てにおけるコミュニケーションを学びたいと思ったことから。「親業」を学んで「能動的な聞き方」や「課題の分離」、そして「わたしメッセージ」を学びました。これらは、アドラー心理学においても、コーチングにおいても、その他コミュニケーションの学びの中で繰り返し、重複して出てきます。
要は「自分も相手もOKなコミュニケーション」が目指したいところで、それはコミュニケーションスキルの学びの極みのようにも思えます。
「自分も相手もOK」ってコトバで言ってしまえばカンタン。ですが、これが実際にはなかなかうまく行かないこともあるから、皆さん人間関係の悩みを持たれるわけですよね。
アサーティブなコミュニケーションとは
アドラー心理学の勇気づけ勉強会(ELMエルム講座)では、ものの言い方として4種類あると言います。「主張的」「非主張的」「攻撃的」「復讐的」の4つです。アサーティブと言われる、自分も相手もOKなコミュニケーションはここでいう「主張的」なものの言い方となります。
「アサーション」というと「自己主張をしっかりすること」と受け止められがちですが、実は主張ばかりではないんです。相手の人権を尊重し、相手と自分のものの見方・考え方の違いに気付き、それらを受けとめることでもあります。
先ほどの「ものの言い方」として「主張的」がアサーティブなコミュニケーションであるとお伝えしましたが、人は対人関係の中で生きるので、相手のコトバ・意見・考え方を受けとめることと、自分の考えや感情に気付き、それらを表現することの繰り返しが、コミュニケーションスキルの目指すところなわけです。
平木典子さんのアサーションの書籍をいくつか読みましたが、アサーティブな言い方に必要な要素として5つ(DESCL)挙げられていました。「Describe:問題・状況・行動を描写する」、「Express:自分・他人の考え・気持ちを表現する」、「Specify:提案をする」、「Choose:選ぶのは相手と覚悟する」、「Listen:相手の話に耳を傾ける」。
親業で学んだ「わたしメッセージ」ですね。他人である相手とのやり取りである限り、意見が一致するとも限らない、いやむしろ一致しないことの方が多い。それを前提として、そこに振り回されず、相手と地道に関わっていくことが結局はコミュニケーションなんだろうなと思いました。
何でもそうですが、わかりやすい白か黒か、ゼロはイチかの世界ではなく、何度も何度も行きつ戻りつを繰り返して、物事は前に進むのですよね。