あなたにもこんな経験ありませんか?「この人の話はちゃんと聴くことができるのに、あの人の話は聞いているとしんどくなって聞いていられない」ということ。

例えば、先日お聴きした話では、介護の現場の職場の利用者さんの話は丁寧に聴いてあげることができるのに、家に帰ってから自分の家族の話はなかなか聴いてあげられない、とか。

他にも、友人の相談事や悩み、愚痴はフラットな状態で聴くことができるのに、親の愚痴やパートナーの焦りや心配事となると、聴いてるうちにモヤモヤしてしまう、とか。

その方自身に聴くスキルがないというわけではないのです。ある場合には聴くことが出来ているわけですから。

でも、聴けない時があるということは、その時にどんなことがその方に起こっているのでしょう?

もちろん、これは人それぞれ状況は違いますから、これが実際のセッションのテーマだった場合は、それこそお1人お1人の状況をよーくお聴きすることから始めます。

どんな時は聴くことができて、どんな時には聴くことができないのか。どんな時間帯で、どんな場面では聴くことができないのか。相手が誰だと聴くことができないのか。その時の状況はいつもどんな状況の時なのか。

そして、その時にその方にはどんな感情が沸き起こるのか。その感情を使って自分は何を得たい、達成したいと思っているのか・・・。

そんな風にご自身のパターンを分析してみて、そしてご自身の内側に問いかける(ご自身に向き合う)ことを丁寧にしてあげると、実は自分では意識していないけれども、特定の相手に対しては何かしらの「こうしたい」が見え隠れするものです。

例えば、他の年配者の方の話は聴くことができるのに、自分の親の話は聴けないという場合は、ご自身と親との間にこれまで築かれてきた関係性が邪魔をすることもあります。親の言葉によって自分自身の内側に作った「こうせねばならない」などのマイルールが、その親に対しても発動することもあります。

また子育て中の方は、自分のお子さんに対してやはり「こうあるべき」というマイルールが発動して、その通りになっていない状況の中でフラットな自分を保つことが出来ていないのかもしれません。

このように、単に「話を聴く」という行為ひとつにも、ヒトの価値観やマイルールが大きく影響することがあります。もし、この人の話は聴くことができるのに、この人の話は聴けないということがあったら、一度ご自身の内側の声に耳を傾けてみてください♪

 

そんな、話の聴き方、言いたいことの伝え方、そして自分軸をもって気持ちよい対人関係を築くことができる、「褒めない・叱らない、勇気づけコミュニケーション」を学ぶことができる【アドラー心理学勇気づけ勉強会(ELMエルム講座)】

こちらから詳細をご確認いただけます ▼▼

「アドラー心理学勇気づけ勉強会(ELMエルム講座)」》

オンライン講座、音声講座をお選びいただけます。

 

「自分を変えたい」「望む未来を叶えたい」40代女性のための「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」が持てるようになるレッスン

ライフトークパートナーの湯本レイナ