先日、ご紹介しました「エッセンシャル思考」という本を読んだ方と学びを深めるためのZoom会を開催しました。

本帰国を控えた駐妻/駐在ママ特有の悩み・不安を解消します、家族を愛する海外駐在ママの「わたしらしい幸せ」デザイン湯本レイナです。

 

エッセンシャル思考とは本質的な生き方への指南

本帰国後の元駐在ママの時間は本当に忙しい

駐在先で獲得した「子育てもしっかりしたい」という想い、家族のために健康的な食事・住環境を整えてあげたいという想い、自由に働ける日本という環境で自分を活かしてシゴトをしたいという想い、周りのスピード感ある流れの中で自分自身もどんどん成長していきたいという想い。

駐在先でのインプットが多い方ほど、やりたいことがあふれる一方で、駐在先では長い保育時間の幼稚園やお手伝いさんを雇える環境だったところから、本帰国後の日本ではすべて自分で行わなければならない環境へ、保育時間の短い幼稚園、「母」や「妻」は自分のコトより家族を優先すべきというような暗黙の「べき」論との葛藤・・・。

本当に「時間がない!」の一言ですし、色々手を出してみたら空回りということもよく伺います。

「エッセンシャル思考」が教えてくれたこと

今回は本を読んでの読書会という当初のきっかけから発展し、既にエッセンシャル思考でものごとを日常的に考えている!と教えてくれたルクセンブルク駐在中の駐在ママの実践例から理論を振り返る形式で学びを深めました。

これがまた良かった!!

通常、理論→実践で学ぶことが多いけれど、この「実践例」から「それはどうなってるのか」と理論に立ち返ることで、「他にもこんな場面でも見受けられますよね」と話が展開していきました。

エッセンシャル思考で生きるとは、要は「ある目標設定のもと、限られたリソースという枠組みの中で、何を入れていくかを見極めていく」こと。その枠組みは、空間だったり、お金だったり、時間だったり、体力だったり、思考だったり、はたまた人間関係だったり。。。

それら枠組み同士が関係し合うこともあるので時にわかりにくく感じることもありますが、シンプルに「目標設定」「枠組みを把握」「自分で見極めて選択」であることを改めて理解しました。

「自分流にカスタマイズ」がポイント

その「目標設定」にしても「枠組み」にしても「見極め」にしても、私たちはとかく「こうあるべき」に囚われがち。全部私がやらなきゃとか、頑張らなきゃ逃げちゃダメとか、もったいないとか。

でも、そうして自分本来の目標や枠組みや見極めができずに事が進んでしまうと、不満足であったり、収まりきらずに次に繰り越されてつまらない想いをしたりと、そもそもそのことを始めたことすら後悔したり嫌になってしまうことも。

本質的な生き方とは、どれだけ自分が心地よく、幸せにいるために、いかに自分流にカスタマイズするか」ということに、参加者一同大いに納得しました。

ひとり1人違う人間だから、そのカスタマイズだって当然異なります。だから自分に向き合い、自分はどうしたいのか、何を大切にして生きたいのか、いわゆる【ブレない自分軸】がエッセンシャル思考(本質的な生き方)には欠かせないんですよね!

私がエッセンシャル思考の本を読んでまさにコーチングだ!と感じたのはこのためですね。ですので、大事なことがいっぱいで忙しい人にこそ、充分な睡眠時間とゆっくり考える時間を敢えてつくることが必要なのだと思います。