以前の毎週水曜朝8時発行の「湯本れいなメールレター」でお届けした内容から抜粋します。

突然ですが、あなたは承認欲求、強いほう?

StandFMライブ配信してる「アドラー心理学を耳で学んで自分のものにする講座」で、ちょっと前のテーマが「承認欲求」で、そこで話してたコトを今回はシェアしたいと思います。

湯本と同世代の今40代の人だったら、大体みんな「賞罰教育」を受けてきて、イイことをすれば褒められるし、悪いことをすれば叱られてきた。

そんな”システム”が、潜在意識に刷り込まれて、大人になってきましたよね。

だから、そんな私たちが「承認欲求」をもつって、実はごく自然なこと。

なぜなら、それが「生存戦略」の一つだから。

私たちは新生児の時、自力で生き続けることができない存在で、誰かしら周りの人のお世話がないと生きていけなかった。

つまり「愛され」ないと生きていけないと、本能的に感じている・知っている。

でも、その必要性は新生児の時がMAXなはずで、大人に成長するにつれて少しずつ、誰かから「愛される」存在から、誰かを「愛する」存在に変化していく必要があるんです。

「承認される」ことを求めるのは、幼い子どもの頃は自然なことですが、いつまでもそのままではいけないということ。

でも、賞罰教育を小・中・高と受けて、それが真実・当然と思っていると、大人になっても「承認されること」をひたすら求め続けてしまうのも事実です。

この「誰かに認めてもらって自分の価値を実感する」って、自分で自分の価値を実感するよりもずっとたやすいことだから。

だって、「自分ではそう思ってないけど、他人からそう言ってもらえてるなら・・・」と、自分の責任を回避して他人まかせにできるし、ほめてもらえたら誰でもフワッと快を感じることができます。

その一方、他人まかせであるがゆえに、いつもいつも誰かに認めてもらいつづけないとならない状態でもあります。

いつもいつも誰かにほめてもらいつづけないとならない。

「承認には終わりがない」「人生の最期の瞬間まで『もっとほめられること』を求め続ける」と「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」には書かれています。

コレってある意味「依存状態」ですよね。

そんな自由がない生き方は、本当の幸せとは到底いうことができません。

じゃ、どうすればいいのでしょうか?

やっぱり「自らの意志で、自らを承認する」しかなくて、そのためには「普通である勇気」が必要なんですよね。

自分の中の葛藤って「人より優れていなければならない」「人と違う点を持っていなければならない」という想いをもっていながら、でも、今の自分は飛びぬけて何かが秀でているわけでもなく、何をやっても中途半端。だから、モヤモヤする・・・という人も多いのでは。

問題行動を起こす子どもの背景に働く5つの心理について、「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」に書かれていますが、子どもたちの根底にある想いもやはり「ここに居場所を確保するためには”特別”でなければならない」というもの。

みんな、生存戦略として必死に「特別であろう」としているんですね。

でも、本当は、誰もがそのフツーである状態ですでに、「特別」であり、「その人ならではのオリジナル」
であるはずなのですけれどもね^^

その基準を他人を軸に考えてたり、既成概念を基準にしてたりするから、「自分はフツーで取り柄がない」
と思ってしまうもの。

だから、ここはひとつ「フツーでいることに向き合おう」と提言したい!

自分が「フツー」だけど、唯一無二の「オリジナル」であると気付けば、何も誰かと違うことをしたり、誰かにスゴイと言われなくても、自分の価値を自分で認めてあげることができるのですから。

どうでしょう?あなたもフツーであることに真正面から向き合ってみませんか?

 

しあわせな人生実現ライフトークパートナー 湯本れいな

 

 

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