以前の毎週水曜朝8時発行の「湯本れいなのアドラー流勇気づけメール」でお届けした内容から抜粋します。

先週「なぜ課題の分離ができないのか?」というと「他人は自分を映し出す鏡だから」とお届けしました。

課題の分離は、わかっちゃいるけど、なかなか難しいもの・・・ですよね。

そこで、湯本がこれまで、さんざんアドラー心理学をインプット・アウトプットしてる中で感じた「ここを抑えておきたい!」ポイントを今日はシェアしたいと思います。

まず、先週もお伝えしたように「課題の分離」が難しいのは、他人に自分を見てしまう(映し出してしまう)から。つまり、そこに自分自身の課題が浮き彫りになっているから。

他人の言動を見ると、自分の課題を突き付けられるので、居ても立っても居られなくなるわけです。

自分の課題を「ハイ」と渡されて、そのまま持ってい続けられない状態とも言えます。

ずっと持ち続けられないから「早く解決したい!」「なんとかしなければ!」という不安と焦りで、他者の課題なのに、自分が手を出してしまう・・・というのが背後の心理で起こっていることなのではないかと。

要は「ずっと持ち続ける」「時間をかけて見守る・待ち続ける」ことができずに、「早く解決して手放したい」「今すぐ消し去りたい」という想いが強く働いています。

でね

課題の分離が出来ていない時、私たちには「早く解決したい』という焦りがある。

逆に言えば、課題の分離が出来ている時、私たちは、相手が相手のペースで少しずつ成長しながら、その課題に向き合い乗り越えていくのを見守ることが出来ている、ということ。

そう、

課題の分離をするには時間がかかる!

のです。

一朝一夕で課題がなくなることではないし、ましてや、すぐ目の前で解決することなんてないわけです。

だから、他人の言動を見てイラっとしたり、自分が解決したくなったりしたら、意識的に【時間を味方につける】ことをオススメしたい!

今すぐに、今日明日中に、この目の前の課題が解決されなければならない!という自分の内側から沸き起こる想いをちゃんと認めて受け止めてあげて、相手が、相手にとって必要であるなら、相手のペースとタイミングで、ちゃんとこの課題に向き合い克服するはず!と【時間をかけて】見守る勇気をもちたい。

実際、我が家の中3息子の子育てでも、勉強についても、片付けについても、今スグにこの場で合格点を求めるよりも長い目で見ていこうと決意をしたときから、ずっとラクに課題の分離ができるようになりました。

スグに解決しようとしない。相手を信じて待つ

というわけで、「課題の分離」をするポイントは「時間を味方にすること」。

次に課題の分離が必要な場面に出くわしたら思い出してみてください♪

 

 

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