ネガティブな体験が 本当の自分の望みを見せてくれる

以前の毎週水曜朝8時発行の「湯本れいなのアドラー流勇気づけメール」でお届けした内容から抜粋します。

最近、「あー、これはハズレだったなぁ」とガッカリしたことってありませんか？

湯本は宣言したとおり、今年はチーズケーキを求めて、せっせとカフェめぐりをしているのですが、先日訪れたカフェが見事にハズレだったんです・・・。

インスタで「チーズケーキ」で検索した時に、すごいインパクトのある見た目のチーズケーキがあって。地元エリアのお店だったので、自転車で行けるし、中3息子の入試1週間前ということもあって電車で遠出は控えつつも、ストレス溜まってる息子と同じ空間にずっと一緒にいるのもこちらも気が滅入るので（苦笑）、とある日曜日に
フラッと行ってみたんです。

そう、私の地元エリアは上野・浅草で週末はどこもかなりの人混み。

ちょっと知られてるカフェやパン屋は、地元民なら平日に行かなきゃ損損・・・なのはわかっていたのですが、上記の通り、私もストレスフルだったことから思い切って日曜日の朝一に行ってみたんです。

そしたら、結果、ハズレ・・・（あくまで個人的な見解）

これまでも、そのお店の前を通りがかった時に外から見たことはあって、大きな窓ガラスで囲まれた店内はオープンで明るい感じで、お店のHPを見ても「子連れにもやさしい」「コンセントがある一人席」「『集い、憩い、相交わる』といったキーワード」「モノづくりのコンセプト」など素敵だなぁと期待していったのですが・・・。

ゆっくりコーヒー飲みながら、本を読む空間という感じではなかったんです。

たまたまですが、外国人の4人組のお客さんが来て、大声でしゃべってたのもありますし、入り口のドアが閉まる度にバタンバタンって大きな音がしてたのもあるし、出されたお水が美味しくなかったというのもあると思うし、お目当てだったチーズケーキが見た目インパクトはスゴイけどちょっと胃もたれするクリームで、かつ単品で950円という強気の値段設定だったというのもあって。

これは目で見えるものじゃないけど、なんとなく店内の「気」がソワソワ落ち着かない感じがしました。

店員さんは丁寧だったし、気を配ってくれてる感じもしたし、全然、嫌な感じではなかったんですけれどもね。

いや、独りでゆっくりするには、私は個人的に落ち着かないと感じただけで、私も子どもが小さい時に子連れで利用するなら、こういうお店が使いやすいと思ったと思うので、お店の酷評をしたいのではなく「今の私が好きなお店じゃないな」と客観的に感じたというだけの話、です。

で、なぜこのことを今回のメールレターに書いたかというと【ネガティブな体験って、実は本当の自分を知る貴重なキッカケになる！】と気付いたから！

「ハズレだった～」という体験って、「損した・・・」と思うでしょ？

実際、今回のカフェめぐりの時、わたしも一瞬そう感じたんですよ。

忙しくしてる日々のスキマ時間をかいくぐって、少しでも自分を心地よく過ごすために事前に下調べもして訪れたカフェなのに、落ち着かない雰囲気で、味も自分にはイマイチで、お金も予想以上にかかり、心地よさが感じられなかった・・・。

あ～、やっぱり行かなきゃよかった、時間もお金もムダにした～と思ったり。

そして、週末の浅草エリアのカフェに行った私が間違ってたかなぁとか、ストレスから解放されたくてムリにこの日もカフェに行こうと思ったバチが当たったのかなぁとか、自分の選択や行動にダメ出ししそうになったり。

でも、例の「ホ・オポノポノ」の4つのキーワードを心の中で唱えていたら、ほぉっとこういう風に思えてきました。「自分が『イヤだなぁ』と思うコトに出逢えたなら、それは『本当はどういうコトが好き』が見えてきたということなんじゃない？」

インスタで他の人のチーズケーキの投稿を見て、インパクトがあって一目を引くチーズケーキだったから、そのお店に行ってみたのだけど、実際に自分が好きなのはそういった「人気がある」「人目を引く」「バズる」ようなカフェではなく、個人カフェでゆっくり落ち着けるところなんだ・・・ということを今回のネガティブな体験が身をもって教えてくれた。

そう思うと、どんな出来事も、自分が本来の自分に気付くために自分が前に進むための善きこととして起きてくれてるんだって思えてくる・・・。

だから、カフェめぐりも、逆に、「じゃ、私が行きたいのは、居心地の良い小さな素敵なカフェなのだから、映える・人気なお店は行っちゃいけない！」と変にしばりをつくるのではなく、その時の自分のインスピレーションで
行ってみようと思ったところは行ってみればいいし、そこで得た感覚を次につなげるで、イイんじゃないかなと。

どんなことも、頭で考えて先回りして「こうあるべき」と自分に制約をかけるのではなく、ポジティブな体験も
ネガティブな体験も、本来の自分を取り戻すためのヒントになるっていうことに気付いて、ワクワクして、その時々に気付かされることを観察していきませんか？

しあわせな人生実現ライフトークパートナー　湯本れいな