以前の毎週水曜朝8時発行の「湯本れいなのアドラー流勇気づけメール」でお届けした内容から抜粋します。

突然ですが、「世の中の役に立つ」って、「世の中の不具合を解決する」ことだと思ったことありませんか?

例えば、私の場合、自分が子育てで自信がない時に出会った心の学びが、その時の自分を救ってくれて、そんな学びを今度は自分が、同じように子育てに困った人に広めていくことが、世の中の役に立つことだと思ってました。

コーチングに関しても、多くのコーチたちは、自分のコミュニケーションに役立てるためのというよりも、「誰かの悩みを解決するため」のカウンセリング的なコーチング、「子育てママを助けるため」の子育てコーチング、「ビジネスでつまづいている人を成功させるため」のビジネスコーチング、を謳っていて、私もそういう「課題・不具合を解決すること」が求められていることと思ってました。

でも、カウンセリングにしろ、コーチングにしろ、こういう仕事をしている人が目指す究極のゴールって

「すべての人が悩みなどなく、しあわせに過ごせる生き方」。

「悩むことがあったとしても、自分で模索・解決していける力を身につけて前に進める生き方」

ですよね?つまりは、世の中から悩みや苦しみが解消された社会です。

でも、本当にそうなったら、コーチもカウンセラーも必要なくなっちゃうわけです!

(いじわるな言い方をすると)ある意味、コーチやカウンセラーは「悩みがある人いませんか?」「悩み、あるでしょ??」と、悩みを探しまくって、悩みを見つけよう見つけようとして生きている、とも言えるのではないかと。

これって矛盾ですよね^^

これはコーチ・カウンセラーに限ったことじゃなく、例えば、病院で働く人は、本来、病気やケガをなくす(治す)ために働いているけど、本当に病気やケガが世の中からなくなったら、存在意義がなくなってしまう。なので、病気やケガを無意識的に必要としている職業とも言えますよね。

(もちろん、だからといって、病院で働く人が全く不要と言いたいわけではありません)

「戦争反対!」と声高に唱えて、戦争のことをいつも睨みつけている人は、戦争ネタをいつも必要としている。

こうしたネガティブなコトに熱意を燃やして、自分の存在意義を確認することは、その嫌っているネガティブな世界を現実化させることに寄与している
とも言えるわけです。

以前、とある方から「(れいながやりたいことは)コーチングじゃないんじゃないの?」と言われたコトは、要はそういうことなのかもしれない・・・。

私は、人の悩み探しをしたいわけじゃない・人の悩みを創造したいわけじゃない。

このことに気付いた時、改めて自問してみました。「本当は自分はこの人生で何をしたいの?」

人の話を聴いて、相談にのるのはやっぱり好きなんです。

でもそれは私の場合、その人の悩みをなんとかすることではなく、その人の本当のワクワクを一緒に模索すること。

だから、セッションじゃなくても、その人が自分の好きなことを夢中でやってるという話を聴くのは、何よりも大好きなこと。

そういう話を引き出す「インタビュー」を頼まれもしないのに、最近インスタライブでやってるのはそういうこと!笑

「問題解決」って、相手にも感謝されるし、イイことしているように自分でも酔いしれそうになるけど、本当はどういうことなのか。改めて考えてみた次第です。

対人支援のお仕事をされてる方にとって、ちょっと嫌な話だったかもしれません。でも、対人支援って、よくよく考えた方がよいことがゴロゴロ転がってる気がします。一緒に、目を背けずに真正面から捉えていきませんか?

 

 

「自分を変えたい」「望む未来を叶えたい」40代女性のための「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」が持てるようになるレッスン

しあわせな人生実現コーチ 湯本レイナ

 

 

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