これまで開催してきました「無料オンラインアドラー流子育てお話し会」で出たよくある質問について、今日は書いてみたいと思います。
エッセンシャルな人生を送る駐在妻・ママが夢・想いをどんどん叶えていく「わたしらしい幸せ」ライフエディター湯本レイナです。
「褒めない・叱らない子育てをしたい時、どうしたらいいですか?」
アドラー心理学では、子育てのうえで大切なのは「褒める」ことでもなく、「叱る」ことでもなく、「勇気づけをする」ということであると言います。
褒めるのは3歳くらいまで。それ以降は自分で勇気づけをすることが出来る年齢になるので。でも、褒めてばかりいると「褒められるために」イイことをしようとする子どもが出てきます。
叱ってばかりいると、「どうせ自分は・・・」と子どもの自己肯定感が低くなる恐れがありますし、叱る親自身も気持ちが落ち込み、子どもの寝顔を見る度に罪悪感に悩まされます。
「勇気づけ」は有事よりも平時のタイミングに意識して
子供へのコトバがけについて質問を頂く時は、子どもが何かしたときとか、自分がイライラする時など、いわゆる「有事」のタイミングのことが多いかと思います。「大変だ!大変だ!」という状況でどういう対応がベストなのか、気になるのもよーくわかります。
でも実際、その有事のタイミングでの対応がどんなものであろうと、親子間に信頼関係が築かれていれば、どれも正解!どれも大丈夫!だと個人的には思っています。
逆に重要なのは「平時」に子どもとどのような関わりをしているか。平時=普段の何気ない時、当たり前のように思えているタイミングの時に、その子を認める(承認する)「勇気づけ」の言葉や行動が、子どもとの信頼関係を育むきっかけになると思っています。
何かが出来るようになったのを認める、見てたよと伝える、前に比べてよくなってることを共に喜ぶ、本当に日常的なこと(朝起きる、お風呂に入るなど・・・)にも親として子どもに対して感じる愛情を伝える、存在してくれてる・いてくれるだけで幸せであることを伝えるなどなど。
ママが子どもの最良のコーチでありたい
ママが子どもを心配する→この子には出来ないと思っている→子どももその通りになります。
逆に、子どもが今どんな状況であろうと「この子は絶対に大丈夫」「すべては善い方向に向かっている」と親が無条件に子どもを信じることができれば、子どももその通りに育ちます。苦境も次のステップへの糧と捉えることが出来るようになります。
これって実はメンタルコーチがクライアントさまと関わる時の姿勢でもあります。湯本もそれを大事に、クライアントさまの発展や自立をサポートしています。
そう考えたら、ママひとり1人がご自身のお子さんの「最良のコーチ」でいることが出来たら、最良の味方をつけたお子さんは一歩踏み出すことができそうですね。