ファスティングってご存知ですか?日本語で言えば「断食」。断食と聞くと修行の一環のように思えて厳しいんじゃない?と思われるかもしれませんが、日常の生活を送りながらデトックス(解毒)とリセットが叶う、安心安全な引き算の健康法です。
エッセンシャルな人生を送る駐在妻・ママが夢・想いをどんどん叶えていく「わたしらしい幸せ」ライフエディター湯本レイナです。
ファスティングのススメ
湯本も先日ファスティングを行いました。今回は初めての7日間!定期的なファスティングは自分のためでもありますし、始める時期や長さ、準備食や回復食などを色々試すことでサポートさせて頂く時の参考にして頂けるので、自分でもどんどん体験してみています。
最初にファスティングを行った去年の9月には、始める前は食べないことへの不安が大きかったです。でも、定期的にファスティングを実践している今は「食べなくても大丈夫」であることを確信していますので、3日目あたりから得られる爽快感、頭も体もスッキリする感覚が楽しみである方が大きいです^^
食べないことでイイことが起こる
食べない=元気がでない、と思われがち。世の中には「これを摂った方がいい」「これを食べると〇〇が良くなる」など足し算の健康法があふれているので、食べないことは栄養不足というイメージが強いかと思います。
けれど、具合が悪くなると動物は本能的に食べないで休みますし、それはヒトも同じですよね。外から食べ物を身体の中に入れるということは、それをそのまま栄養にすることが出来ないので、体内で色々な働きを行う必要が出てきて、それはある意味、身体に負荷をかけていることになります。
そこで「食べない」をすることで、胃腸に休憩を与えることができるんです。
また食べないことでエネルギー源が外から入らないことにより、貯蓄されてたエネルギーを使い、そのエネルギーもなくなると、内臓脂肪も燃焼し始める。そうすると脂肪細胞から有害物質が出て「解毒(デトックス)」が叶います。
他にも若返りホルモンが分泌されたり、血管を掃除してくれるホルモンが分泌されたり、細胞自体が傷ついているところを修復して元気になったりと、イイことがどんどん起こるんです。
身体だけじゃなく頭もスッキリ
脂肪燃焼が始まると「ケトン体」がつくられることから脳のα波が増えて、爽快感、リラックス感、集中力UPなど、身体のみならずこころの面でもイイことが起こります。
また、数日間食べないでいることから、再び回復食から食べることを始めると、今までと違った感覚を得ることになります。食べ物の素材そのものの美味しさを実感したり、加工食品に対しては敏感になったり。
「何を食べたいと思っているか」というのがわかりやすくなるんです。これまでは忙しい毎日の中、すぐに食べられるモノ、見た目が豪華なモノ、味付けに特徴があるモノなどが良いと思って選んでいたのが、選ぶ観点が変わる。
「何を選ぶかが変わる」って、人生が変わること
ファスティングによって「本当に」食べたいものがわかるようになる。この感覚は食べることのみならず、「今何をするか」「どんな方法でするか」など、色んな目の前の選択肢を選ぶ時にも「本当はどうしたいか」が研ぎ澄まされるように思います。
「何を選ぶか」が変わると、「人生」が変わる。ちょっと大げさに思われるかもしれませんが、人生は選択の連続だから。
ファスティングは単なるダイエット方法ではなく、自分の本質を追求するためにも役立つ方法だと思っています。
そして、同時に自分の身体を創り上げる「食」についても目を向けるきっかけにもなります。これもまた、頭だけで考えるのではなく身体の声を聴くためにも大事なこと。この「食育」についてはまた今度書きたいと思います。