あなたにはニガテな人っていますか?ちょっと思い出してもらって・・・。その人に対して普段どう対処していますか?先日、私自身がニガテと思った方との意外な結末があったので、今日はそのことをシェアしたいと思います。

エッセンシャルな人生を送る女性が夢・想いをどんどん叶えていく「わたしらしい幸せ」ライフエディター湯本レイナです。

ニガテだなぁと思う人にどう対処する?

ニガテな人に対してどう思ってる?

「ニガテ」と一言で言っても、「キライな人」「とっつきにくい人」「距離が遠すぎてどう接したらいいかわからない相手」など色々かと思います。

私の場合、とある場所で「あの手のタイプの方はニガテだなぁ」と感じる女性がいました。見た目の恰好、態度、発言、それらほとんど私が遠ざけているタイプのものでした。なので、どちらかというと遠巻きにその方を眺めて過ごしていました。逆に言うとその方が近くにくると、とても不安を感じました。

そんな状態の私の中で「どんなコトバが沸き上がってきていたのかな」とちょっと自分に問いかけてみました。すると「私はあんな風になりたくない」「私はあのタイプの真逆でいたい」という想いがあるのかもと思いました。そりゃそうですよね、ニガテで嫌いなタイプなのですから。

ところがそんなある日、ひょんなことから、その方と近くに数時間いることになりました。最初、ギョギョッと思ったのですが仕方なく平静を装って(笑)過ごしていました。するとある事に気付いたのです。

「キライ」「ニガテ」=実は「羨ましい」の構図

嫌だなぁと思う相手って、一見、自分と真逆なタイプのように見えます。でも、その真逆なタイプの方に対して自分が感じていることをよくよく観察すると、実は「うらやましい」とか「本当はそうなりたいんだけどなれないと思っている」などもチラチラ見え始めました。

本当に何も関心がない状態であれば、目にも止まらないですよね。でも、その相手のことが、「好き」でも「キライ」でも反応しているということは、自分の関心事の対象になっているわけです。それが「キライ」というネガティブな反応だとしても、自分の中にある価値観に反応している=自分が大切にしている価値観と関連しているというわけです。

素直にそう捉え直してみると、確かにその方に対して「うらやましい」という想いに気付き、それは同時に自分の中に「ない」ものを見せつけられてるようにも感じました。要は、彼女に「光」を感じ、自分のどこかに「影」を感じている。なんだか自分の「影」は情けないもののように感じさえしました。

「光」の捉え方を変え、「影」と和解し受け入れる

で、今回たまたまその「ニガテ=うらやましい」と感じていた女性と近い距離感で数時間過ごす機会があった時に、遠くから眺めていた時には気付かなかった彼女の「フツーさ」を垣間見ました。彼女は特別なわけではなく(当たり前ですが)自分と変わらない1人の女性であるということに気付いたのです。

そう感じたら、「光」と見えてたものも、そんなに追いかけ求めるものでもないかも、と思えたのです。一度、「光」に対してそのように感じることが出来たら、自分の「影」に対しても「それが私らしさだし、他人からも、だからイイと言ってもらえる点でもある」と、受け入れることが出来る気がしてきました。

「光」を追い求めている時は、その対象は、自分からの距離は遠く、そして美しく輝いているように感じます。一方、自分の「影」に対して、気付かないフリをしたり、ダメだと打ち消したりすると、それはさらに強く大きく感じます。

その負の連鎖を今回のように、「光」がそんなに言うほどイイものでもないことに気付いたり、「影」も役割があるんだとちゃんと言い分を聞いて受け止めてあげたりすることで、とてもニュートラルな状態を感じるようになりました。

ちょうどNLP(神経言語プログラミング)を学んでいた時だったので、この「光」と「影」の構図がとても腑に落ちて理解できた出来事でした。

ニガテな人がいるなら、「光」と「影」を体感してみるチャンス!

苦手な人がいる状態は決して気持ちよいものではありませんが、そこから学べることって多いと思っています。反面教師として学ぶというのもありますが、今回のように自分の中の「光」と「影」を知り、それら分離している自分を融合させて新たな自分の状態を自分で創り出すという機会を与えてくれてる・気付かさせてくれてる、という意味で、苦手な人はありがたい存在でもあるなと感じています。

あなたにも「ニガテ」な人っていますか?