「自分を変えたい」「望む未来を叶えたい」40代女性のための「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」が持てるようになるレッスン:ライフトークパートナーの湯本レイナです。

今日は「頭ではわかってるんだけど、出来ないんだよね」という、よく耳にするお悩みをどのように対処していったらいいかについて、最近湯本が感じていることをシェアしたいと思います!

「頭ではわかってるんだけど」をなんとかしたい時は

理屈はわかっている・・・

何かに対して課題意識がある人ほど、それを頑張って解決したいと考えると思います。そのために、問題の仕組みを理解したり、問題を解決する方法を学んだり。とてもわかります。

ただ、理論でわかっても、実践の場、日常生活の場面で、それをどのように活かしたらよいのかがわからないということも多いのではないでしょうか。

アドラー心理学をお伝えしていても、受講生の方からこの声をよく伺います。勇気づけコミュニケーションはわかったけど、実際の会話の場面ではなかなか使いこなせない、とか。

子育てについて、セミナーに参加したり、育児本を読んだりして、あるべき姿はわかるけど、実際に子どもを前にするとなかなか出来ていない自分がいる、とか。

整理収納アドバイザーをしている友人も曰く、お片付けの場面でも「整理収納の理屈はわかってるけど、それを自宅の収納で実践しようとすると何から手を付けたらよいのかわからない」と悩む方が多いそうです。

 

じゃ、どうしたらいいの?

「頭でわかっているけど出来ない」ということを「頭でなんとかしよう」とすると上手くいかないわけです。そこで、最近、湯本が大事にしているキーワードは、「変化を感じること」「観察すること」。

湯本の場合、ファスティングを機に、食についてより関心が高まり、学びを深めているので、「頭ではわかっているけど出来ない」ことは食の選択であることがよくあります。

例えば、頭では「これは食べない方がイイに決まってる」とわかっているにも関わらず、無性に身体によろしくない大量生産の市販のお菓子を食べたいと思う自分がいたりします。特に、子育てでイライラした時、疲れている時、など、自分に余裕がなくて身体の調子もイマイチのように感じる時などに。

先日もそのようなイライラした状態で買物に出掛け、「チョコかクッキーか買っていこうよ」と誘いかける自分と「いや、食べない方がイイに決まってる」という自分の葛藤が始まりました。

その時、自分の身体の声を聴いてみたら「むしゃくしゃしてるから、何か食べたいんでしょ。それなら、家でつくればイイじゃん」という声が・・・。そう、実際に食べたらあまりおいしいと思わないことも身体は知っているので、本当に望んでいることは市販のお菓子を食べることじゃないでしょ?と、真実を突きつけてきたんですよね!

結局この「家でつくればイイじゃん」「やっぱり買おうよ」のやり取りをしばらくして、薬局で必要なものだけを買い、余計なものは買わずに帰ってきました(笑)。

以前の自分だったら、頭ではわかっているけど結局買って食べちゃったと、罪悪感に悩まされて終わってたと思うのですが、今回のように自分の中でのやり取りを「観察」出来てる自分がいたこと、そしてそんな風に「前からの変化があること」に気付けたのが今回の発見でした。

 

ヒトも時代も自然も、みな変化し続けている

ずっと同じことなんて、世の中には存在しないとさえ言えるくらい、すべてのモノ・コトは変化し続けています。朝も来れば夜も来る。暑い夏が来たと思ったら、もう今は寒さを感じる秋が深まっている。

そして私たちもみな変化し続けています。子どもはその変化が見た目の成長でわかりやすいものですが、大人になった私たちでさえも、毎日何かの刺激を受けて、学び成長しています。その中で、考え方、感じ方もどんどん変わっていってるはずなのです。

だから、「頭ではわかっているけど出来ない」と「頭で」決めつけるよりも、実際に変化し続けているかもしれないことに「着目」してみる。「観察」してみる。少なくても自分の中で起きている「やり取りを見守ってあげる」。そして、そうした「変化」を感じ取ってあげてみてください。

すると、そんな葛藤がある中でも「長い目で見た時に選ぶべき選択肢」を選ぶ自分の【意志】を持てていることに気付くかと思います。

これはとても感覚的なことなので、なかなかうまくお伝えしきれていないかもしれないとも思うのですが、ご自身の感覚に耳を澄ませて、ご自身なりの解釈をして頂くのにお役に立てればと思います。