「自分を変えたい」「望む未来を叶えたい」40代女性のための「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」が持てるようになるレッスン:ライフトークパートナーの湯本レイナです。

「こうするべき」の原理原則を踏まえたうえで、そこから解放されよう

何かを新たに学び始める時、そこに「型」があることが多い

まずは「型」を学ぶことから始まることは多い。もっと言えば、そこにはたくさんの「覚えること」があるかと思います。

それは、私たちが学ぶよりも以前に、先人たちが苦労して開拓していった時の失敗や成功の積み重ねを、後世の人たちがよりスムーズに、効率的に手にすることができるように、集大成された「こうするべし」という原理原則とも言えるかと思います。

例えば、子育て

子育てについて何も習わなくたって、自分の子どもを育てることは可能なわけです。子どもにこんな声掛けをしたら上手くいかなかった、こういう関わりをしたら上手くいった、上手くいったと思ったら数年後にこんな結果になった、など、自分1人でもトライ&エラーで前に進むことはできます。

それでも自分で思いつく方法には限界があるし、子どもの個性がひとり1人違っていたとしても、一般的に子どもにイイ影響を与える刺激(食べもの、遊ぶもの、観るものなど)は普遍的であったりもするので、原理原則は知っておいても良いかと思います。

また、子育て3年目で見える世界と子育て18年目で見える世界は異なることから、より広い視野で自分の子育ての軸を探りたいなどの時には、子どもが未就園児のお母さんが、子どもが大学生のお母さんから体験談を聞いたり、アドバイスをもらったりするのは価値があることだと思います。

個人企業主の「ひとりビジネス」においても

会社員のように会社のやり方を教えてもらってその通りにすれば仕事になる働き方に比べて、個人事業主はすべて自分で考え、創り、行動していく必要があります。

その時、ゼロから自分で経験して、失敗して、開拓していくことも出来るけれど、ある程度、その経験がある人からその体験談やノウハウを伺うことで、無駄な回り道をせずに達成したい目的地まで近道を進むことも出来ます。

ブログの書き方、人脈の広げ方、サービスの売り方・・・。自分のやり方であってるのかどうか、個人で仕事をしていると誰にも確認出来ないので、不安にもなりますしね。

「型」から、自分のチカラで抜け出そう

このように、ある程度までは「型」を学んで「型」通りに行うことが有効であると思います。

一方で、あくまで「型」は万人に当てはまる普遍的な原則であり、個別のケースにピタリと当てはまることばかりとは限りません。

子育てであれば、子ども1人ひとりの個性や行動の傾向、親子関係や他の家族との関係、周りの環境など、みな異なり、原理原則である「型」をそれぞれのケースに対応させて、柔軟に変えていく必要があるわけです。

ひとりビジネスにおいても、同業の先駆者の話を参考にするとしても、その人がビジネスをスタートさせた時代と今の時代の違いがあるかもしれないし、人脈、得意なこと、支えてくれる家庭環境など、やはり1人1人異なります。

でもね、自分が頑張っていることが上手くいかない時ほど、(自分の外側にいる)誰かほかの人で成功している人を探したくなり、その人の話を聴いたり、そのやり方をマネしてやってみたくなったりするものです。すごく気持ちがわかります。また、始めたばかりの時期には、その手の誘い(「子育て学びませんか?」「ビジネス成功させませんか?」などのセミナーなど)も多く声がかかるものです。

上述のように、それらを否定するわけではないです。でも、この「原理原則を知って、踏まえたうえで、自分はどうするか」を「自分で決める」必要は、常にあると思っています。

「守破離」(最初は「守り」、次にそれを「破り」、最後はそこから「離れる」)を意識したいと思うのです。

湯本自身もお仕事に関して、3、4年ほど前には、ブログのコンサルティングを受けたり、マーケティングのメルマガを読みまくったりして、先行く方々のやり方・考え方を勉強させて頂いていました。当時、自分の意志というよりも、教わった通りに、宿題として行動してみたことも数々ありましたが、自分の実感として腑に落とし込むところまでいかず、無理やり感が満載でした。

その後、頭で考えるだけでなく、身体の声に耳を傾けて感じるチカラを大事にするようにしてからは、やってみたいこと・ワクワクすること・のめり込めることを楽しみながら行動に移していたら、どんどん善い展開になっていって今に至ります。そう思うと、当時、コンサルを受けて色々と試してみたことさえも、その時には必要な経験だったのだと思います。

あなたの型・あなたの集大成を

成功者の型はあくまでもその人の集大成。

あなたの集大成を築き上げるためには、やっぱり実際にやってみて、失敗もして、スムーズにもいって、、、という【過程】【体験】が必要です。

そのうえで「あなたの言葉」で紡ぎあげる、「あなたの型」や「あなたの集大成」があるのだと思います。

さ、「型」を手放す準備はできましたか?