「それでもなお」の精神で

アドラー心理学を学び、見返りを求めない「共同体感覚」を身に付ける素晴らしさを感じてから、自身もそれを目標に誠実なかかわりを心掛けてきました。

でも、いくら自分発信でよき行いをしたとしても、世の中すべての人が同様の考え方を持っているわけでは、当然ないもので、勝手にガッカリすることもしばしばあります。

例えば、新たにご縁があった方と、こちらは純粋に素直な気持ちでヨコのつながりを持とうと思ったら、2回目にお会いした場所ではネットワークビジネスの話をされて、私がその話に乗らないと分かった瞬間、一方的にけなされたこともありました。

逆にずっと学びを共にしていた仲間だと思っている方のことを、湯本はずっと全力応援の気持ちで告知をしたり、メッセージをしたりなどしてきましたが、彼女は何もしてくれなかったり。

自分にとって負荷が大きいけれども、相手の為になると思ってやったことを、相手は当然のように感じているように思えたり。

あれ？

読んでて気づかれた方もいらっしゃるかもしれません。そう、こう書いてみるとみんな私自身が「見返りを求めている」からこそ、相手からの反応を期待していたのです。

本当の意味で「見返りを求めない」共同体感覚を持てていれば、相手から無反応であれ、逆にガッカリするような対応を取られたとしても、「自分がやりたいからやった」と胸を張って、満足して言えるはず。

そっか、自分、まだまだだな・・・なんて思いながら、相手からの反応が自分が想っていたようなものではなかったとしても、「それでもなお」自分が関わりたい姿勢を持ち続けよう！と思う、今日この頃でした。