以前の毎週水曜朝8時発行の「湯本れいなのアドラー流勇気づけメール」でお届けした内容から抜粋します。

あなたは「もっと!」「もっと!」という人間の欲望の渦に引き込まれたことはないですか?

「え~?私はそんな貪欲な人間じゃないし」って思われたかもしれません。

そう!湯本も同じように思ってました^^

が、

人間誰しも、この「もっと!もっと!」の欲を持ち合わせていながら、自覚していないだけカモ・・・と最近、気付いたので
今日はこのことをシェアしたいと思います。

一番、身近なところの「もっと!もっと!」は子どもの生活現場に見受けられるでしょうか。

お菓子をあげたら「もっと!ちょうだい!」。外遊びをして帰る時間に「もっと!遊びたい!」。お父さんお母さんに認めてもらいたくて「もっと!見て見て!」。

日常あるあるですよね。

でも、成長するにつれて「もっと!」と言っても叶わないこともあると知り、大人になると子どものような「もっと!」は
あまり言わなくなるものです。

が、大人は声に出さない「もっと!」を内に秘めているように思います。

例えば、ひとりビジネスを始めた時になかなか集客が上手くいかず、やっとのことで数万円売上げることができて、すっごく嬉しかったとして。

今後、理想としては10万円位売上られたらイイなぁと思って、頑張っているうちに10万円稼げるようになり、そうすると10万円なんて言ってないで30万円稼げている自分の方がもっといいよなぁと思い、そのうち30万円なんてまだまだ!50万円稼げてたら・・・、100万円稼げてたら・・・と際限なく「こうだったらいいのになぁ」は続いていきます。

そして、その時には、最初、数万円売上げること自体に感じていた嬉しさ・ありがたさは、すっかりどこかへ行ってしまってる、というのもあるあるです。

そして、例えば、スポーツでも趣味でも仕事でも、なんらかのスキルを学んでいる場合、全くの初心者スタートの時は、ゼロ→イチで少し出来るようになると、ものすごく嬉しくてもっと上手になろうとする。

少しできるようになって、周りを見る余裕が出てくると、自分よりも上手な人がたくさんいて「自分はまだまだだ」と思い、その後、年数と経験を経て、かなり上級者になってもなお、さらに上の人を見ては「自分はまだまだだ」と凹む、というのもあるあるです。

今年、湯本は、半日ファスティング(1食置き換え)とあとの2食の食事管理と運動で、体重-9キロ、体脂肪-10%のダイエットに成功したのですが、この時にも自分の中の「もっと!もっと!」がいるを感じました。

紆余曲折がありながらも、半年ほどで自分が設定した最終目標に到達した時、すごく嬉しく、達成感もいっぱいでした!!

ここで、今後は食事管理や運動量も「痩せるため」ではなく「現状維持」に方向転換することにしました。

ところが、その後も、これまでの運動と食事を続けていたら、その目標体重よりもさらに減量できた時があり、そうすると
「もっと痩せられるんじゃないか」と思う自分が出てきました。

そして、数日後、再び、以前の達成できた目標体重に戻ると、逆にガッカリしている自分がいました。

体重の数値は、以前、目標達成した時とあの数字と同じはずで、その時にはあんなに嬉しかったのに・・・。

いやぁ、人間の欲深さを感じました!!^^

 

でね

 

こんな風に特に自覚がなくても、人間には「もっともっと」という無意識が働くことがあるんだろうと思うんです。

では、何がそうさせてるんでしょう?

湯本が思うに、「自分の望む未来がぼんやりしている」ことと、「自分の中の欠乏感」がそうさせてるんじゃないか、と。

「なんとなくビジネスで稼ぐって、もっとスゴイことな気がする。それに比べたら、自分はまだ足りないところがある」

「なんとなく周りの人たちがすごく見える。それに比べて、自分のスキルは貧弱な気がする」

「なんとなく芸能人とかモデルさんとかもっと痩せてる気がする。自分はまだそんな所には到達していない」

など・・・

これは「完璧主義」の人ほど強く感じるところがあるもので、いつまでも「自己肯定感」が低いまま、「セルフイメージ」も低いままになってしまいがち。

完璧主義とまでいかなくとも、人間の特性として、欠けてるところにはスグ目がいくもので、満ち足りていることはスルーしがち。

かつ、「自分にとっての自分らしい目標」がないと、「なんとなく」ゴールっぽく思える世間一般の「世間体」や「既成概念」の枠に引っ張られて、それと比べて自分を評価しがち。

もちろん、「自分はまだまだだ!」と劣等感をバネに努力を続けて、勝ち得ていくものも多いので、「まだまだ」と思うことを全否定しているわけではないのですが、

「まだまだだ」「もっともっと」を続けていくと、どんなに他人から見たら、成功しているような状況であっても、本人はなかなか「しあわせ」を感じることが出来ないものです。

もし自分の中の「まだまだ」「もっともっと」で苦しいなと感じることがあるなら、遠回りに感じるかもしれませんが、一度向き合う必要があるのかも。

本当に自分が望んでいることは何か

本当に自分が大切にしているコトは何か

 

そして、今この瞬間、私たちは既に満たされている、すべて持ち合わせている存在であることを少しずつ実感していきたい。

いつのまにか「もっともっと」の呪縛にハマってしまっている時があれば、このことが参考になれば幸いです 。

 

「自分を変えたい」「望む未来を叶えたい」40代女性のための「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」が持てるようになるレッスン

しあわせな人生実現コーチ 湯本レイナ

 

 

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