湯本の想いの根源にあるのはこの「足りない(制限)」だと思います。今日はその「制限があるから進化する」ことについて。
エッセンシャルな人生を送る女性が夢・想いをどんどん叶えていく「わたしらしい幸せ」ライフエディター湯本レイナです。
「足りない(制限)」があるからこそ進化する
心の学びをしていると「満たされていることが大事」「〇〇がない、△△がない、という”ないない星人”になっちゃダメ」ということを聞くかと思います。でも、この「足りない(制限がある)」ことは一概に悪い事でもないと思うのです。
確かに「時間がない」「お金がない」と不満ばかり言って、何も行動出来ていない状態がイイというわけではありません。それを理由(言い訳)に現状に甘んじていて、コンフォートゾーン(今いる安心できる場所)から抜け出せられないのでは、何も変化は起きませんから。
でも、この「〇〇がない」という制限がある状態だからこそ、今とは別のステージに飛び込むチャンスを与えてくれてるとも言えるのです。
例えば、夫の海外駐在に帯同して、現地では働くことが出来ない駐在妻・ママ。これまでは育児をしながら、働くことも両立させて頑張ってきたところで、突然専業主婦になった場合、「働くことができナイ」「これまでの経験が活かせナイ」「こんな気持ちを共有できる人が周りにいナイ」という「ないない状態」に陥るかもしれません。
でも、この「働くことが出来ない」という制限があるからこそ、これまで日本で働いてきたときには見てこなかった自分自身のこれまでの人生を棚卸しすることとか、近視眼的な未来だけではなく、一生涯を通してどう生きていきたいかという長いスパンの見通しなどをじっくり考える機会でもあるわけです。
例えば、やりたいことが見えてきたけど、子どもがまだ小さくて、自由に使える時間もお金もないというママ。制限がある時間や経済状態の中だからこそ、効率的に家事をこなすために献立表を作って予め材料をまとめて買っておいたり、優先順位を考えながら作業をしたり、で制限がない人に比べてずっと進化した生活をしているわけです。
これってスゴくないですか?
人はもちろんなにも切羽詰まらなくても進化していくことはできます。でも、やはり「こういう状況になったらやらざるを得ない」となれば、誰しも「やってやろうじゃないの」と思えるし、その時には底ヂカラが発揮されたりするものです。
「足りない(制限)」があるからって、あきらめていたらもったいない。「足りない(制限)」があるからこそ、ひと踏ん張りして、ワンステージ上に進化していきませんか?