現在、StandFMのライブ配信にて「アドラー心理学を耳で学んで自分のものにする講座」をお昼休みの12時から20分程度、週3ペースでお届けしています。

こちらは、湯本が主宰しているオンラインサロン「今ココを感じてありのままに”失敗を楽しめる”オンラインサロン」の月1勉強会である「アドラー心理学勉強会」の課題本である青い本の「嫌われる勇気」と赤い本の「幸せになる勇気」の内容を、アドラー心理学のキーワードごとにポイントをまとめたものを無料でお届けしている講座です。

そこで、先日テーマになったのが「変われる・変われない」というもの。

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」共に、青年と哲人による会話によってストーリーが繰り広げられているのですが、この青年は「自分を変えたい」という想いをずっと抱えているという設定です。

そう、人は多くの場合「自分の性格が嫌だ」とか「自分の生き方に不満がある」と思い、「自分を変えたい」という願いを持っていたりするものです。

 

実際には、変わりたくても変われない・・・

「変わりたい」と願いつつも「変われない」。そんな心情を、アドラー心理学では、「本当は『変わりたくない』と願っている」、もしくは「『変わらない』と決意している」と解釈します。

なぜなら・・・

変わることは、これまでの自分を否定すること

変わることは、これまでの自分に見切りをつけ、否定し、なかったことにすること。二度と顔を出さないように墓石の中に葬り去ることを意味します。それはあたかも「死」を意味するようなもの。それでようやく新しい自分に生まれ変わることができるといいます。

変わることは、人にとって恐ろしいもの。それは「変化は、死そのものだから」なんですね。

変わることは、コンフォートゾーン(慣れ親しんだ状況)を抜け出すこと

変わらなければ、これまでの慣れ親しんだ状況の中で、憶測のつく結末を前に、余裕をもって判断したり、行動したりすることができるもの。

でも、変わることで、新たな状況の中、予測がつかない結末を前に、その都度自分で考えたり判断したりする必要があります。その結果上手くいかないことも起きる可能性だって当然あり、そうしたら軌道修正していく必要も出てきます。

変わらなければベテラン顔で関与できることも、変わることで新参者として既に出来上がっているところに入っていかなければならない。

変わらないことで「不満」を持ち続けている方が、変わることで「不安」を持つことよりも、ラクちんだったりするわけです。

変わらないでいれば「可能性の中で生きる」ことも出来る

「条件さえ整っていれば、もっと自分は出来るはず。だけど、今はそういう状況じゃないから・・・」

夢を叶える・目標に向かっていくという本来の願いがありながらも、変わることで条件を整えて厳しい現実に向き合うよりも、不満の残る状況ではあるけれども変わらないでい続けた方が「条件がそろってないから」という言い訳をすることが出来て、好都合という場合もあります。

変わることで条件を整えて、チャレンジしてみたら、失敗したり、人から酷評を受けたり、認められなかったりということもあります。そんな自分にとっての向かい風を受け止める勇気を持つ必要があるわけです。

 

「変わりたい」のであれば、どうしたらいいのか?

なかなか人は、変わりたいけれども変われない。それでは、どうしたらいいのか?

ちょっと長くなってきてしまったので、次回の記事に続きを書きたいと思います。

 

「自分を変えたい」「望む未来を叶えたい」40代女性のための「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」が持てるようになるレッスン

ライフトークパートナーの湯本レイナ