以前の毎週水曜朝8時発行の「湯本れいなのアドラー流勇気づけメール」でお届けした内容から抜粋します。

今年の7月で、実父が趣味の登山で遭難し、行方不明となって7年になります。

父にとって登山は、学生時代からの趣味で、定年後はほぼ毎日にように山に通い、100名山は登り切ってしまい、200名山の途中での遭難でした。

なのでその日も、私や母はいつものように軽い気持ちで登山に向かう父を見送り、いつものように帰ってくるものだと思っていました。

我が家のように、突然の行方不明という形で身内との別れがくるのは、ある意味、異例かもしれませんが、私たちは生きている限り、誰かと出会い、そして必ず別れがあります。

その誰かが大切な人であれ、遠い存在の人であれ、私たちは誰もその別れのタイミングを予想することはできません。もちろん、自分自身がこの世を離れるタイミングもまた、誰も予想することができません。

だからこそ、毎日の「今ココ」を丁寧に、一生懸命に生きて、いつ「今日が人生最期の日」となっても後悔のないように毎日を最高にしあわせに生きるコト。

それこそが、私たちが生きる上で意識するべきことではないかと、7年前の父との突然の別れから、ずっと想いを抱いています。

そう、湯本が、プロコーチ養成講座で多大な時間やお金をかけてコーチングを学んだのも、アドラー心理学を地道に今も学び続けているのも、6年以上、勇気づけメールで皆さんに勇気を届け続けているのも、この想いが根底にあります。

自分が出来ることでやりたいことがあるのなら

「いつか」と言ってないで「今やろうよ!」

これを自分がまずは実践して、そんな自分の背中を見てもらって、クライアントさまや子どもたちの勇気づけとなれるように心掛けています。

 

つい先日、中高の同級生で仲良くしていた子が、この春に亡くなったことを知りました。

その子も含めた4人組でよくスキー旅行へ行ったり、集まってランチをしては、中高の時の先生のモノマネをして、頬っぺたが痛くなる位、笑いあったりしたものでした。

でも、お互い家庭を持つようになり、毎日の忙しさにかまけて、連絡も年一度の年賀状のみとか、湯本のように海外転勤で日本を離れてしまうと、連絡先も変わってしまったりで、ここ10年くらい4人とも連絡を取りあっていませんでした。

今回、このことがあって、急いで残りの2人にもなんとか連絡を取り、本当に久しぶりに会って、お線香をあげにいく日を話し合いました。

LINEで連絡とれる、SNSから近況を知れる、便利な世の中になり、誰とでもいつでも、また会えるように錯覚しがち。

また、実際に会おうと思っても、なかなか時間もとれないし・・・とか、子どもが家にいるから・・・とか、厄介なことも多い私たち世代は「ま、いつかまた会えるからイイか」と安易に思いがち。

でも、去年の夏に前の会社の同年代の同僚が急に亡くなったり、今回の同級生の知らせを聞いたりすると、「いつか」「いつか」と言ってたら、本当は会えてたかもしれない機会を逃してしまうかも、と思うようになりました。

実父に関しても、当たり前に家にいた時には「いつか親孝行できれば」と思っていましたが、その「いつか」は
自分で「いつ」と決めないと、いつまで経ってもやってこないし、今となってはその機会はもう一生やってこないということも知りました。

「いつか」ではなく「今」!

あなたの心の中に会いたいなと思った人がいたら、行きたいなと思った場所があったら、食べたいなと思うモノがあったら意識して行動に移してみませんか?

 

 

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しあわせな人生実現コーチ 湯本レイナ

 

 

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